「ぼくある」に対しては、思わぬ方向へ話が進んでも、輝明さんてエスパーか何かなのだろうかと若干感じるところがあっても、「これでいいのだ」と思って観てきました。
それは、橋部敦子さんをはじめとした「僕シリーズ」スタッフの人々に、全幅の信頼を置いていたからです。でもそれももう、終わったんだな。全て。
最終回まであっという間でした。自分の中では、まだ 7 話が終わったぐらいの感覚だったりします。あともう 5 話は観れるね。余裕で。
どの人のシーンも、エピソードもすごくよかった。レースで走ってる輝明さんを見守る人たちの顔が順繰りにアップになって過去のエピソードが出てくるところなんか、ぼくあるの最終回であると同時に、僕シリーズの総決算のシーンでもあったりして、非常に胸に来るものがありました。
でも、一番印象に残ったのは、お母さんとの絆かなぁ。カーテンを閉めない輝明さんの部屋に出来るお母さんのシルエットや、輝明さんに触れるその手。たゆたうほどに満ち満ちた体の中の愛情は溢れんばかりで、それでいて静かなさざ波であるそれに、「生きる」って「愛でる」ことでもあるのだなぁと、強く感じ入った次第です。次回は「僕と彼女の走る道」です。嘘です。三ヶ月間、そして三年間、ありがとうございました。