こないだの月イチゴローで流れた「嫌われ松子の一生」映像。その中でいろんな姿で歌い踊る中谷美紀さんに、香取さんが「かわいい」と言ったこと。その発言の瞬間の中谷さんの格好が、慎吾ママライクな外巻きカールにピンクのワンピース、純白のエプロン姿だったこと。これはたぶん、ずっと忘れない。
というわけで「嫌われ松子の一生」を観てまいりました。ネタバレとかはありませんけども、感想すら避けておきたい方は、ご注意くださいませ。
あ、壁紙をこれに変えましたよ。もちろん「嫌われ捺子の一生」で。これ、結構ヘコむ(笑)。
5 % ほど脳に紛れ込んでしまった予備知識を残念に思いながら劇場に足を運びましたが、知っといてちょっとよかったかもしれない。ホントに何にも知らずに行ってたら、すごいショックに見舞われていたかも。
吾郎さんは「後半がちょっと長かった」と言っていたけど、それは自分も感じた。しかし早く終わって欲しいとはちっとも思わなくて、長く感じると同時に、これが「嫌われ松子の一生」において必要な長さであるとも感じていた。あの終わりごろの、今までのスピードからガタッと落ちる、あの流れ。確かに長いけれど、このプロセスがなければ「松子の一生」ではないし、その甥が置き去りにされてしまうし、これまで描かれてきた松子の生き様も霞む。
「下妻物語」もそうであったけど、話はとてもオーソドックス(松子の人生はオーソドックスさのカケラも無いですが)。それが中島監督の良さだと、わたしは思う。
男女が寄れば、題材的にそうしなくてもいいのに、ラブストーリーが主題になってしまう、ユルめのデートムービーチックになる、感動を押し付けられる…。そういった一部の映画に混入するノイズがまったく無い。要素を増やそうとして、主題がボヤけることもない。
ああ、この方が「X'smap」を撮ってよかった。このような天才の手によって、スマップ全員が出るドラマが作られたことは、幸福としか言いようがありません。
恐ろしいほどの密度。「下妻物語」ってまだ勢いで作ってるところがあるんじゃないかと感じるほどの密度(下妻物語だってすごい密度です)。まるで「濃密な泡のクッション」ですよまったく…泡、か…。
愛は、泡沫。