新選組!!の感想の続き!!
以下、「新選組!!」の感想を書いてますので、ネタバレを嫌う方はくれぐれもうっかり読んじゃわないようにお願いします。
一度ワンクッション置いて、その次から感想ですからねー。
ワンクッション。
番宣サイトも雑誌インタもムック本も解禁だー。これから見まくるぞー!そんでそんで、またまた第一話から観なおすのだ!!今度は最後の仕上げを「新選組!!」にして。「新選組!!」を介したわたしは、「新選組!」をどう観るだろう。もうたまらん。
ちなみに以後、「新選組!」を本編、「新選組!!」を続編と呼んでいきます。
ワンクッションおわり。
案ずるより産むが易しだった。まったくもって。まだ局長のことを切実には考えて無いんですが(インナースペースだから)、きっと抵抗感を生むことはないと思います。三谷さんがおっしゃった「最高のプレゼント」が、わたしにも最高になりえて、本当に嬉しいです。感謝したい。こういう(わたし自身の)結末を迎えられるに至ったすべての事象に。
新しい劇伴がなんとも言えなかった。これまでのものにどことなく薫っていた爽やかさがあまり無く、毛色が違う印象を受けました。「勇姿颯爽」や「闘志躍動」で感じられる何かが始まる直前のようなワクワク・ドキドキ感は無く(あれ聴くと、胸にキュッときます)、この劇伴が聴こえてくるとやけに不安になったものです。
主役が違うドラマで今までの劇伴がどう使われるか、非常に興味がありました。音楽の力は、大きいです。本編の楽曲のセレクトも回を重ねるごとに洗練され、中期~後期は鑑賞二回目、三回目あたりで耳をよくすませるようになりました。そういうドラマの続編だからこそ、今回の使い方が気になります。違和感を感じたらどうしよう、と思ってしまいます。音楽の力は、大きいのです。
でもこれも、期待を上回るものだった。本編の象徴とも言える「疾風迅雷」と「メイン・テーマ」、この二つの使いどころは特に気になってました。「正月時代劇」と出た後もドラマが続いた時、OP は無いのではないかと思いました。しかし程なくして表れる「新選組!!」のあの文字と「疾風迅雷」。これはあの「新選組!」の続編なんだ!!という事実が改めて迎えられます。これこそがどんなに頭の中で思い描いても敵わない、本物であるのだと!
「疾風迅雷」の使用だけで再びドラマに戻り、ストーリーに夢中になり、クライマックスを迎えたところでいきなり「メイン・テーマ」が!!この鮮烈さったら。もう参ってしまいました。
結末を知っている 90 分の中で、どれだけの希望を抱けるか。本編では、心のどこかで、山南さんは死なないのではないかとか、この戦は勝てるのではないかとか、局長は終わらないのではないかとか、本気でそう思えるところがありました。どうなるか、分かってるのに、「もしかしたらどうにかなるんじゃないか」と。
続編の始まりは、その希望が無いところから始まります。「死に場所を求めている」という台詞も出てきました。「ああ、そういうパターンなのかな」と思いました。でも、変わる。90 分の中で土方が変わるように、見てるこっちも変わる。そして出てくる「同じ地図でもまるで違う」という台詞。本編第一回の象山先生の言葉につながってく。最後には「メイン・テーマ」。新選組!と新選組!!が、一つの大きな輪っかになる。
榎本がヨカター。とても魅力ある人物に描かれていて、また前に演じた草ナギさんの輪郭も少しなぞるようでいて。人が違っていても、本編と続編の人物像がきちんと繋がります。なるほど、投票で選ばれただけの人だという説得力があります。フキコシさんももちろんス・テ・キ!
副長には局長、そして試衛館や新選組の面々が周りにいることしか考えられなかったけれど、このトリオをもう少しだけ長く見てみたいと、思いました。先入観がそうさせるのかもしれないけれど、副長と、榎本・大鳥は少し色が違って見えます。でもその、数奇な運命に導かれた三人があの結末を迎えることがなかったら、どんな風になっていくのだろうと。
試衛館ズの新たなシーン。ホント、前情報を仕入れてなかったもので、こんなシーンがあるとは思ってもみなかった(笑)。愛しい愛しいあのシーン。ビッグサプライズ。しかしこのようなシーンにも無駄がなく、ストーリーと有機的に絡み合ってる。無駄なところはひとつもない。
局長も、あんなに出てくると思わなかった…。副長の精神が死から生へ、そしてその先へ変わっていっても、局長が、いる。
太陽の下に、局長がいる。
局長は目を潤ませた。
浮かんだ涙は、地面の土に吸い込まれた。
そうして局長は死んでいった。
でも副長の最期に、その涙は、副長に落ちてった。
副長が、涙を受けた。